本書はドキュメントについてはもちろんのこと、たとえば人に伝える際にどうすればよいかやリモートワークで働く際に何を気をつけたらよいかといった、開発現場で遭遇する「コミュニケーション」つまり情報伝達の方法論をいろいろと教えてくれる一冊です。今…
気づいたらもう上半期が終わっていました。読んで印象に残った本の紹介をしようかなと思ったのでします。思い出せる限り書きますが、リストアップ忘れはあると思います。 上半期は正直なところ、4月以降が最近保育園に通わせ始めた子どもから風邪をもらいま…
先日より開催されていたKotlinConfで、新しいエラーハンドリング「Rich Errors」についての言及がありました。従来のように例外を使用するのではなく、エラーを値として扱えるようにする新機能です。聴き逃しているだけかもしれませんが、まだリリース予定な…
生成AIが直のMarkdownを読み込みやすいという話から、にわかにObdisianが注目を集めているようです。そしてObsidianが注目を集めるにあたり、Zettelkastenという手法にも同時にスポットライトが当たり始めているように見受けられます。実は両者をそれなりに…
同期Rustと非同期Rustの書き心地や使い心地の違いがRustのAsync WGでも課題として挙げられており、目下できるかぎり近づける取り組みが進行中です。詳しいところはRustが最近運用しているProject Goalsの非同期Rustに関する部分を参照してください。ここを見…
例年年の終わりにまとめを書くときに、その年に何を読んだのかを忘れがちです。本棚を漁れば思い出すんですが、そうすると電子で読んで印象に残ったものを紹介し忘れがちです。ならば、毎月やれるときは紹介してみてはどうかというのが、今年のテーマです。 …
バイリンガルITエンジニアの英語作者:mayukoKADOKAWAAmazon 最近本ばかり読んでますね。そろそろコードを書いた話をしたいところなんですが、積読を消化するのに手一杯です。いえ、仕事ではコードを書いているんですけどね。 さて、ITの現場でよく使われる英…
ソフトウェアアーキテクトのための意思決定術 リーダーシップ/技術/プロダクトマネジメントの活用作者:Srinath Perera,島田 浩二インプレスAmazon 私は現在、会社でアーキテクト[*1]という職位についています。実際のところは、自分の半分くらいの時間でチ…
たしかに、その年ごとに何を使っているのかログ取れるとおもしろいですね。来年もやるかどうかは未知数ですが! blog.handlena.me エディタ Neovimを使っています。2023年ごろにVS Codeから乗り換えたはずです。一応緊急避難先としてVS CodeやZedもセットア…
ここ数年で『関数型ドメインモデリング』という書籍や、『Functional and Reactive Domain Modeling』といった書籍を読んだ経験から、今業務で取り組んでいるKotlinではどう表現できるのかに興味がありました。年末年始に少しまとまった時間が取れたので、実…
2024年に読んで印象に残った本の技術書編です。去年はそんなに多くの冊数は読めていません。というか、技術書を執筆して出版したので、技術書そのものにお腹いっぱいだったのは大きいと思います。 本を書いたという話は下記です。 blog-dry.com 非技術書編を…
2024年は終わってしまいましたが、2024年読んで良かった本を紹介したいと思います。今回は技術書でない本を紹介します。 2023年くらいからこちらのブログでやっています。 blog-dry.com 免責事項ですが、完全に読了したものではなく読みかけの段階でも「これ…
日常的にはWezTermを使用しているのですが、Ghosttyがリリースされたのでセットアップしてみました。という記録です。 Ghostty GhosttyはTerraformやVagrant、Packerなどを提供するHashiCorpという会社を作ったMitchell Hashimoto氏によって開発が進められる…
toastyは先日tokioから発表されたORMです。 tokio.rs このORMは現状開発段階のもので、まだ実用に耐えうる段階にはないとGitHubには書かれています。というか、crates.ioにはダミー用関数が用意されているだけで、プロジェクトの依存に追加したとしてもまだ…
RustのWebアプリケーション開発に関する書籍を共著で執筆しました。1年くらい執筆していましたが、出版時期などが定まってきたので内容の紹介を込めて告知の記事を書きます。9/26刊行予定です。予約よろしくお願いします。 RustによるWebアプリケーション開…
ここ数回の記事を見返してみると、書評ばかりしていてコード書いてるのか…?となったので、久しぶりにちゃんとコード(設定ファイル)を書く記事を書こうと思いました。いえ、コードは書いてるんですが、まとまった成果になっていないか、あまり新しいことを…
しばらくは忙しく過ごしていてなかなか技術書を読む余裕はありませんでしたが、ようやく一冊読めたのでメモを残しておきたいと思います。『Kotlin in Action』という本の第2版です。未邦訳らしかったので、原著を読みました。 なお、気になったところだけつ…
Ghost of Tsushimaなどを作った会社の人が書いた本です。ゲーム開発におけるコードを書く際の教訓を整理し、改めて示し直したいい一冊だったと思います。大事なことですが、著者は決して「このルールを絶対使え」と言っているのではなくて、そもそもまず会社…
最近アーキテクトなるお仕事になったようなので、コードやアーキテクチャ関連の本を読み漁っています。何冊か読んでいるんですが、まずは最近Kent Beckが出版した『Tidy First?』の話を書きたいと思います。 Tidy First? (English Edition)作者:Beck, KentO'…
最近はKotlinエンジニアをしています。Scalaを5年ほど書いていたので、Kotlinの文法それ自体はScalaの知識でだいたい追いつくことができました。一方で、使えたら便利だと思う機能としてスマートキャストという機能に出会いました。Kotlinには言語仕様書があ…
JavaやScalaで仕事をしていたころは毎日使っていたIntelliJですが、いつの間にかRustで仕事するようになってまったく開かなくなりました。最近はNeovimで仕事をしており、そちらの方がもはや慣れています。 ところが最近Kotlinを使う必要が出てきたので、Neo…
発端 Pull Request で force push されると差分がわからなくなるから困るんだけどみんなどうしてますか?— codehex.bsky(へっくす) (@codehex) 2024年2月25日 ポストの前提がちょっとわかりませんが、レビュー後にforce pushされると、どこに修正を入れた…
最近よく聞かれるのですが、実際のところ答えに困ったので普段何をしているかをメモしておこうと思います。自分語りです。前提として、筆者はソフトウェアエンジニアであり、ソフトウェアエンジニアとしてどうしているかという話をしています。 学び方 学ぶ…
いくつか記事を読んで、もう少しGitならびにGitHubの操作周りを便利にしたいと思ったので、いくつかアップデートをしてみました。追加したのは次のとおりです。 ghqの導入と、リポジトリをfzfで探せるようにした。 ghコマンドをちょっと覚えた。 Orbstackをb…
Rustのdieselでbatch upsertをやる方法について、検索してもなかなか苦労したのですごく簡単にメモしておきます。バックエンドはPostgresを想定しています。MySQLでもこれができるかはわかりません。 結論 diesel::insert_into(...).values(...).on_conflict…
昨年買っていたんですが、年末年始の時間を使って少し読めました。 著者はRustコンパイラにコントリビューションをしたことがあれば誰でも知っているかもしれない、Mara Bos氏です。 ちなみにですが、原著は下記サイトで無料でも読むことができます。 marabo…
あけましておめでとうございます。年がもう明けてしまいましたが、2023年に読んでよかった本について簡単に書いていこうと思います。noteで書いていましたが、こちらのブログをしっかり使わないといろいろもったいなと思ったので、技術に関係ない話題ではあ…
GitHubスポンサーの募集を作ってみたので、したいなと考えています。スポンサーの詳細は下記にまとめました。 github.com 今年はもう書籍を2冊執筆しているのでお腹いっぱいなのですが、来年からたとえば Rust関連では ずっとやりたいと思ってるもののここ数…
小学生の頃にパソコンというものを触り始めてから社会人になってソフトウェアエンジニアとして働いて10年近く、ずっとJISキーボードを使ってきました。「日本語を打つのになぜUSキーボードをわざわざ使うのだ」という考えからずっと使ってきましたが、最近つ…
タイトルの通りでドメインを移管したので、そのメモを残しておきます。ほとんどスムーズに行ったけど一つだけハマったポイントがありました。同様のドメイン移管を検討している方の参考になれば幸いです。 背景 このブログで利用している「blog-dry.com」ド…